次亜塩素酸水の素は水道水に溶かして作る除菌・消臭剤です。
本製品は水に溶かすと次亜塩素酸(HCIO)を生成します。
次亜塩素酸(HCIO)は次亜塩素酸ナトリウム(NaCIO)とは別の物質です。
スプレーボトルなどの容器に入れ、水道水と混ぜれば次亜塩素酸を含んだ除菌水が出来上がります。
次亜塩素酸水は、除菌消臭効果に非常に優れていますので医療機関、幼稚園や保育施設、介護・福祉施設はもちろん、飲食店、飲食チェーン店や野菜などの洗浄を必要とする食品加工の工場でもご使用いただけます。
また臭いも少ないので塩素系除菌剤特有の使用後の不快感がないので施設や飲食店でのご使用には非常に最適です。
一般的なアルコール除菌では対応が難しいインフルエンザウイルスやノロウイルスまで除菌することが可能です。
次亜塩素酸(HCIO)は人体が体内に侵入したバイ菌やウイルスを撃退するときの物質です。
次亜塩素酸とバイ菌やウイルス、臭い分子など有機物と接触すると、化学反応(還元)によって水に変わります。
※推奨濃度:200〜400ppm
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムとはイソシアヌル酸ナトリウムという有機物を塩素化した粉状の化合物です。
水に溶けると除菌力の強い次亜塩素酸(HClO)を発生し、日本では医薬品として指定されています。
既述の通り、次亜塩素酸と細菌やウィルス、臭い分子など有機物と接触すると、化学反応(還元)により水に変わります。
日本の化学品メーカー(上場企業)により日本国内で製造されています。最近、顆粒タイプの次亜塩素酸原料が市場で散見されますが生産国の表示の無いものも散見されます。
本製品は、いわゆるMSDSを提出することが可能です。
MSDSは日本語で化学物質等安全データシートのことで事業者が特定の化学物質を含んだ製品を他の事業者に出荷する際に添付しなければならない安全情報を記載した書類です。
※必要な場合には製造元から取り寄せ可能です。
厚生労働省は次亜塩素酸によるノロウィルス対策を推奨しています。
また平成14年6月に食品添加物としても指定されており使用基準及び成分規格が定められています。
また次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は異なりますので注意が必要です。
本商品10グラムで20リットルの除菌水をつくれます。(約100ppm)
次亜塩素酸系除菌水のほとんどは液体で売られています。
そのため4〜20リットルであっても輸送と保管コストは無視できません。
本製品は顆粒タイプのため輸送と保管コストの大幅な削減が可能になります。
顆粒の状態で少なくとも2~3年間は安定した塩素濃度を維持できますので、液体で市販されている次亜塩素酸ナトリウム系除菌剤のように、店頭に陳列中に有効成分を失うといったことがありません。
安定した状態でエンドユーザー様のお手元にお届けすることができます。したがって、エンドユーザー様は使いたい場面で最も新鮮な次亜塩素酸水を得ることができます。
また水に溶かした時点から塩素濃度低下の起算が始まります。
※水に溶かしてからの使用期限は概ね3ヶ月程度が目安です。
次亜塩素酸水は幅広い細菌、およびウィルスに対応可能です。 アルコール系除菌剤では不十分なインフルエンザウィルスやノロウィルスまで対応します。(推奨濃度:200〜400ppm) また厚生労働省は次亜塩素酸によるノロウィルス対策を推奨しています。
次亜塩素酸系除菌剤(加水分解時) | エタノール系除菌剤 | |
---|---|---|
皮膚への刺激 | きわめて低い | 皮脂の油分を分解 手荒れの可能性あり |
毒性 | 低い | 低い |
誤飲した際の危険性 | 非常に低い(ほぼ無害) 粘膜への刺激なし | 高い 強い刺激 |
消臭効果 | ニオイ分子を破壊するので高い消臭効果 | ほとんどない〜弱い |
可燃性 | なし | 高い |
価格 | 安価 | 非常に高価 |
濡れているものへの使用 | 問題なし | 苦手 |
空間噴霧 | 適している(50ppm) | 適さない(ニオイ・引火性がある) |
濃度 | 感染症対策 | ニオイ対策 | 除菌 |
---|---|---|---|
10〜20ppm | ・飾り花の水に混ぜて長持ち | ||
50ppm | ・空間噴霧 ・調理前の手指の除菌 | ・空間噴霧 | ・待合室等のカーテン、ソファなど除菌消臭 ※色落ちに注意が必要です |
100ppm | ・日用品、道具類の除菌 ・ドアノブ、手すりなどの除菌 | ・自動車内の消臭 ・畜産動物の清拭 | ・調理代、テーブルなどの除菌 |
200ppm | 同上 | ・ヨガマットなどの運動用具 ・生ゴミの消臭 | ・生鮮食品の下処理段階での除菌 ・シンク、まな板、包丁など ・トイレの便器へ直接スプレー |
400ppm | ・ノロウィルス、嘔吐物の処理(ヒト) | ・畜産動物の嘔吐物処理 | |
その他の産業用用途例 | カビ・細菌による農作物疾病対策、畜産業の衛生除菌、水産養殖場の滅菌・除菌、食品加工工場の衛生除菌、工業用冷却水循環システムで の藻の繁殖の抑制(発電所、石油化化学工場、電子部品・機器製造業等)、繊維工業での漂白および除菌、飲料加工業界の除菌洗浄、乳製 品加工工場の除菌、医療機関・福祉機関の除菌など。※金属材料への使用は事前の耐食性テストが必要です。 |